【BUELL S1 Lightning】
個人的に最もビューエルらしく思える一台が今回のS1。
適度な凝縮感とスパルタンなデザインがたまらないですね。
悲しい事にメーカー自体は2009年に製造停止(倒産?)してしまいましたが、これからもコアなファンの方々によって、
現存車両自体は生き残っていってくれると思います。
我が愛車のS3も復活させなくては。。。
持ち込まれたパーツ達。
ガソリンタンクはペイントベースに向いている方を吟味して作業を進めます。
振動の大きい車両+FRPパーツの組み合わせ≒割れ(クラック)。。。
FRP部分まで削り落として、新たにファイバーを貼り込み仕上げにパテで整えます。
悪名高き、この年代のタンクデカール。幸いこの個体はブクブクとは浮き上がっていませんでしたが、
どちらにしても削り落としてしまう事には違い有りません。
その他のパーツも下地処理。
それぞれに合った下地処理を行った後は下地塗装→乾燥工程へ。
十二分に乾燥させてやりましょう!
今回はキャンディーレッドでのオールペイントです。
キャンディーカラーの中でもレッドはウチでも人気のペイント色です。
仕上げのポリッシング中です。
キャンディー独特の深みと艶やかさに仕上がりました。
ライトフェアリングとテールカウルは純正デカールを貼り付けた後にクリアーコート済みです。
パーツの裏側はブラックアウト仕上げ。
後日組み上がった車両でご来店頂きました。
無茶苦茶カッコいい!
全体のカスタムもセンス良く施されており、タンクにはオリジナルで作られたデカールも貼ってあります。
こんなカスタムマシーンで、サーキットや峠を走るなんて、勿体ない様な気もしますが、
それがこの車両の在り方なのです。
リアタイヤが本気の印?
くれぐれも転倒にはご注意下さい(汗汗。
こちら、オーナーさんよりお送り頂いた1枚です。キャンディー特有の色の深みや発色が見事に表現されていると思います。
僕の手持ちのカメラと腕では到底この写真は撮れません。すげぇ~!